Chief Learning Officer(チーフラーニングオフィサー)

Chief Learning Officerは、「最高人材育成責任者」「最高組織開発責任者」を表します。
人材育成を担当する最高位の執行役員として位置づけられます。

日本においては人事部がその役割を担っていますが、人材育成部分をビジネスに直結して
戦略的に実施することによって、学習能力の高い組織を作り上げより生産性を高めていくことが期待されている役職です。

最初のCLOは、スティーブ・カーといわれています。 ゼネラル・エレクトリックの最高経営責任者
であったジャック・ウェルチは、1989年にカーのためにCLOの職を創設して人材育成を委ねました。

現在企業は、新入社員研修・幹部研修・専門職研修など、多額の費用を教育や専門能力開発に費やしています。

もちろん、これらの投資により組織の能力が上昇し付加価値に結びついていくことは多くの研究でも認められています。

テレワークなど働き方が変わる中で、CLOをおくかどうかは別として、経営に近い部分で戦略的に人材開発を進めていくことは、より重要になってくる部分と考えられます。